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よいやさ祭り

井波八幡宮の春季祭礼。五月三日に開催される。三社の大神輿が「よいやさ、よいやさ」という勇ましい掛け声とともに、井波の町中を渡御(巡行)する。この大神輿の巡行は、幕末の頃から始まったとされており、天保四年(1833)に八幡神を祀る四角神輿ができ、天保十二年に神明神を祀る八角神輿、天保十四年に諏訪大明神を祀る六角神輿ができた。この三社の大神輿の巡行は、京都伏見稲荷大明神の流れをくむ。この大神輿の他に、小振りな子ども神輿もある。神輿の巡行に先立って、山下・東町・下新町の獅子が露払いを行う。そして神輿の巡行の後には、各町の屋台が引き回される。

出典

・井波町史編纂委員会編『井波町史 上巻・下巻』1970年
・千秋謙治『井波 歴史のうねり600年』1990年

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