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井波大火

井波地域は、「井波風」と呼ばれる強風が吹く地帯であり、それが原因で昔から多くの大火を経験してきた。記録に残されている最大のものは宝暦9年(1759)4月24日の南大風による火災である。井波町は数軒を残して全焼、山見村・松島村も全焼、坪野村に延焼し、さらに岩屋にも飛び火した。幸い、瑞泉寺・仏厳寺・妙蓮寺は難を逃れたが、井波は焼野原と化したとされている。続いて宝暦12年にも大火が発生している。文化11年(1814)4月2日、文政3年(1820)1月29日、弘化元年(1844)、4月11日、明治12年(1879)8月1日、明治31年4月15日(1898)、大正14年(1925)9月7日など、これまでに数多くの火災が発生した。

出典

井波町史編纂委員会編『井波町史 上巻・下巻』1970年

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