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虫送り(むしおくり)

田植えが終わり、稲が合着する頃は気候は梅雨入りに近く、虫が発生する。その頃村々では古くから虫送りの行事が行われた。若連中が集落の区長宅から大太鼓を担ぎ出し、交代に打ちたたきながら水田廻りをする。子どもたちは各々藁で松明を作って火をつけ、太鼓の後ろをついて廻る。径の四つ辻では太鼓を自慢打という程力一杯交代に打競う。その間持参の藁で松明の火に炊き添えて掻き立てる。蛾を焼殺する意味があるとされる。

出典

城端町史編纂委員会編『城端町史』1959年

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