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曳山祭の傘鉾(ひきやままつりのかさほこ)

城端曳山祭の特色の一つ。各町趣向を凝らしたものを1基ずつ持っている。曳山より先の時代のもので、神様を天上より御招きする古い行事の名残りである。大体の形は大きな絵番傘に約一尺巾のちりめんの幕を傘の周縁から垂れたもので、その傘の上に粧物が載っている。傘の上の粧物は、新町は桜の枝をつけたもの、野下は月琴に支那風のラッパ。西上は争鈴に玉手箱(黒塗箱に恵比寿の紋章の金蒔絵)、西下は太鼓に金鶏(閑古鳥)、東上は金の鶴、東下は打出小槌、出丸は碁盤に小野道風柳蛙、大工町は千枚分銅。

出典

城端町史編纂委員会編『城端町史』1959年

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