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田尻神社

福野地域・田尻地区にある神社。祭神は大山咋命(おおやまくいのかみ)・天照皇大神。

明治四十二年(1909)三月に田尻字一島501番地にあった村社神明社に、田尻字三島1252番地にあった無格社日吉社を合祀した。それが現在の土地に移され、田尻神社と名称を改めた。

神明社は、万治年間(1658~1661)、同村の守田佐久兵衛が、伊勢神宮の分霊を勧請したといわれる。日吉社は、宝暦年間(1751~1764)に村の某が近江の日枝神社の分霊を勧請したと伝えられている。
田尻村は山田郷の草分けの地と伝えられており、神仏習合時代には立派な仏堂があり現在も仁王堂、権現堂等の地名が残っている。かつては、山田郷の総社として山田神社と改めることを願い出たが許されなかった。昭和五十三年十月、遷宮七十周年祭が行われ、玉垣が建設された。

出典

・福野町史編纂委員会編『福野町史』1964年
・福野町教育委員会『福野町寺社調査報告書』2000年

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