梅ヶ島 冨士社
- 福野
- 神社
福野地域・梅ケ島地区にある神社。祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・天尾羽張命(あめのおはりのみこと)。
冨士社(木花咲耶姫命)の創建は元和三年(1617)といわれ、同村の南端泉宮という所にあったが、その後大井川の洪水で集落の北端へ押し流された。明暦年間(1655~1658)にそこを社地として再建されたが、その後村の与三右衛門のもとに「村の中央に安置せよ」との御告げがあったので、文政年間(1818~1831)に現在地へ移したという。また、与三右衛門が駿河国冨士郡の冨士社へ参拝したときに、浅間神社の分霊を勧請したとも伝えている。
乙劔社は、享保十年(1725)に柴田屋の源太が村へ移ってきたとき建てたといわれる。この神社は明治四十年に冨士社へ合祀された。
出典
・福野町史編纂委員会編『福野町史』1964年
・福野町教育委員会『福野町寺社調査報告書』2000年
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