上野 神明社
- 福野
- 神社
福野地域・上野地区にある神社。祭神は天照皇大神。
創建は、承応三年(1654)と伝えられている。元禄十二年(1699)、稲司清伝が社殿を建てたという。その後、野田という所に枯木が一本あったが、毎夜不思議な火が燃えるので山伏の高勝院がそこを社地として移ったとされる。境内社に天神社があるが、少彦名神(すくなひこなのかみ)・大己貴神(おおなむちのかみ)を祀る。元禄十五年(1702)、医業の守護神として二代目の永宝院が勧請したという。永宝院は通称左京といい医術を施した。このほか末社に稲荷社があるが、明和二年の凶作の年に勧請したと伝え、境内に虫塚がある。
出典
・福野町史編纂委員会編『福野町史』1964年
・福野町教育委員会『福野町寺社調査報告書』2000年
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