寺家新屋敷 神明社と館跡
- 福野
- 神社
福野地域・寺家新屋敷地区の神社。祭神は豊受大神。創建年代は不明。
付近一帯は南北朝のころ築かれた館跡で、桃井直常の臣、田中権左衛門がいたと伝えられ、いま約五十メートル四方の土居がめぐらされて中はくぼみ、一部が神社境内となっている。回り土居・猿ケ辻・芳堀・五郎兵衛山などの地名がある。その後、田中太郎兵衛というものが、帰農して住み着いたといわれる。権左衛門が居城のころ、猿楽が催されていたらしい記録が苗島組留帳に見える。
出典
・福野町史編纂委員会編『福野町史』１９６４年
・福野町教育委員会『福野町寺社調査報告書』２０００年
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