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松村秀太郎(まつむらひでたろう)

彫刻家・陶芸家。明治21年(1888)、福光新町村生まれ。東京美術学校彫刻科を卒業後、美濃陶器工業学校に奉職。しばらくして郷里に戻り、高岡工芸学校に教鞭をとった。木彫、塑像いずれも卓越した手腕を示している。美濃在勤時代、奉職のかたわら美濃古陶に興味を持ち、新町の自宅の庭に窯を築き、多くの作品「秀太焼」を制作。古雅な味わいは識者を喜ばせた。
代表作に観音町稲荷社の御本尊がある。多くの作品は福光美術館に展示されている。

出典

福光町史編纂委員会編『福光町史 上巻・下巻』1971年、2011年

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