蛇喰山の風神(じゃばみやまのふうじん)
- 井口
- 信仰
蛇喰の共有林を「宮さま山」と呼び、そこにはニ体の石仏が石祠に納まっている。そのうちの一体が「山の風神様」と呼ばれているもので風神の姿をしている。
天部の風天で、インドの風の神ヴァーユがもと。県内でおそらく一体だけである風神の石仏。村の人たちは春になって初めて山に入るとき、二体の石仏に白米ひと握りを紙に包んでお供えし、山仕事の無事を祈っている。
出典
井口村史編纂委員会編『井口村史 上巻・下巻』1995年
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