NANTO Wiki

井口の石仏

石仏を総称してゾーサマというように、地蔵は、もっとも普遍的な石仏である。地蔵は、釈迦の入滅後56億8000万年後に弥勒菩薩が出現するまでの間、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)の輪廻に苦しむ衆生を済度してくださる菩薩をいう。井口村でも38体の石仏のうち、25体までが地蔵である。井口村の石仏は一様にして新しい。中世の石造物は別として、年記あるものでもっとも古いのは、蛇喰山の地蔵の明治7年である。井口や池尻の地蔵、川上中の土居の宮の地蔵は、古様であるが、幕末ぐらいであろう。

出典

井口村史編纂委員会編『井口村史 上巻・下巻』1995年

SNSでシェアする

この記事に間違いがありましたら、修正フォームよりご連絡ください。

NANTO Wiki 一覧
ページトップ