大豆谷八幡宮の僧形八幡神像(おおまめたにはちまんぐうのそうぎょうはちまんしんぞう)
- 利賀
- 文化財
昭和47年10月5日、県指定有形文化財(彫刻)に指定。大豆谷八幡宮の御神体として安置される。高さ39センチメートル、幅29センチメートル、奥行き26センチメートル、檜材の一木造り、彫眼の技法を使用し、もとは彩色してあったと考えられる。蓮華座に置かれ、左足を前に垂らし、右足を曲げた半跏像で、左手に宝珠、右手に金剛杖を持っている。作風は野趣があり、地元で制作したものと考えられる。村の伝承によれば、大豆谷の比丘尼屋敷に一人の美しい尼が小庵を結び、朝な夕なに供養に勤めていた本尊がこの神像で、尼の没後、御正体に還したものとされる。
出典
利賀村史編纂委員会編『利賀村史1~3』2004年
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