利賀の栃の木(とがのとちのき)
- 利賀
- 伝承
かつて、国指定記念物(天然記念物)であった。いかにも厳しい風雪に耐えてきた老樹の風格があった。昔から花も実も少ないといわれていたが、根元から清水が湧き出ていて四季を通して変わらず「水持ちの栃」として村民に敬われてきた。近くの興真寺ではこの清水を「御仏供水」と呼んであがめ、毎月の16日には仏前に供えられ、近辺の村人の飲料水としても大切にされた。平成9年に枯死し、平成10年に指定を解除された。
出典
利賀村史編纂委員会編『利賀村史1~3』2004年
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