下梨 地主神社
- 平
- 神社
平地域下梨地区にある神社。本殿建造年銘記なし。神殿前の左右に並ぶ随身像は、風雨にさらされたように木目が掘れ、顔の表情も見分けがつかぬほどである。また両側の狛犬も、檜の木質がもろくなり、欠損部がある。ともに南北朝期の作である。拝殿は、天保１２年（１８４１）６月１１日建立、棟梁、大窪大工高桑儀信の棟札を持つ。古い社名を観音堂といった。享保１２年（１７２７）銘の社名額が残っている。
出典
平村史編纂委員会編『越中五箇山 平村史 上巻・下巻』１９８５年
この記事に間違いがありましたら、修正フォームよりご連絡ください。