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円浄寺

平地域上梨地区にある寺。真宗大谷派。寺伝によれば「室町幕府の末期、上梨五郎右衛門という者、蓮如上人の弟子の道宗と知己水魚の交わりあり、此の人道宗に依頼し、蓮如上人より阿弥陀如来の尊像と六字並びに十字の名号を拝しぬ。一草庵を結び之を安置せり。これ念仏道場の起原なり」とある。文政8年(1825)4月4日付の寺号免許によって、本覚寺下上梨村道場円浄寺と称していた。いわゆる寺号を認められた道場であった。正式の許可は昭和24年(1949)4月である。それまでは小松本覚寺上梨村門徒および同村門徒から相倉村へ分家した8軒を門徒にしていた。法宝物として阿弥陀如来木像などがある。

出典

平村史編纂委員会編『越中五箇山 平村史 上巻・下巻』1985年

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