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藩政期の五ヶ山の食

五ヶ山は畑作地帯であり、水田が無かったから、米を主食にすることが無かった。平野部の水田地帯でも百姓家庭では混食し、団子で補うのが普通であった。五ヶ山の村々の家庭では稗・粟・またびえ・麦・豆類・大根・りようぶの葉などの混食が主であった。白米は冠婚葬祭の時に食べるのみであった。このほか、桼餅・粟餅・栃餅・桼団子・稗団子・栃団子などを食べて補った。また、副食物は野菜・山菜が主で、時々、干魚、塩魚を食べた。調味料は塩・味噌が主で、砂糖は用いなかった。

出典

平村史編纂委員会編『越中五箇山 平村史 上巻・下巻』1985年

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