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鶴舞山【東上町の曳山】(つるまいやま)

鶴舞山【東上町の曳山】の画像
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城端曳山祭にて登場する、東上町の曳山。”寿老像”を安置している。享保年間に作られた曳山は、安永年間に7代目小原治五右衛門林好によって改作され、その後も代々の手が加えられた。明治40年(1907)、城端で一番大きな輻車(やぐるま)を新調、鶴舞模様の金具を付け、塗装も施して曳山を大型に改造した。さらに明治45年には、屋根も豪華な2重構造に改造され。高さは6.52メートル。見返し(後屏)の”雞阿和勢稚游(とりあわせちごあそび)”と題する高肉彫刻は、寛政3年(1791)に初代荒木和助が作った唯一のレリーフである。

寿老は宋代の仙人で、長頭の老人で杖をたずさえ、杖の頭に巻物をつけ、うちわを持ち、鹿をつれていたという。七福神の一つで長寿を授けるという。同じ七福神の一つで、短身、長頭の福禄寿と同体異名の神とされ、福禄寿が鶴を従えたことから、これにちなんで「鶴舞山」と称したのではないか、と言われている。

出典

・城端曳山祭保存会『城端神明宮祭の曳山行事』2017年

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