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諫鼓山【西下町の曳山】(かんこやま)

諫鼓山【西下町の曳山】の画像
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城端曳山祭にて登場する、西下町の曳山。”堯王像”を安置している。原作は享保年間で年代を経て随時修繕・補修され、明治・大正の改修により構造・形態が拡大、今日の曳山が形成された。
構造は板車の車輪、三方唐破風の屋根、平天井で高さは6.18メートル。屋根幅を縮めるとき、他の曳山は軒を折り上げるが、この曳山は正常な形を保ちながら軒をせり上げるという、特異な装置が仕組まれている。見返し(後屏)の”竹に鶏”の浮彫にも見られるように、装飾には”鶏”の文様のデザインが使われている。

堯王は中国古伝説上の聖王で、舜と並んで中国の理想的帝王とされている。諫鼓は君主に対して諫言しようとする人民に打ち鳴らさせる太鼓のこと。堯王は善政を施したので諫鼓を用いることがなく、鶏が巣を作ったほどだといい、この言われにちなんで「諫鼓山」と称された。

出典

・城端曳山祭保存会『城端神明宮祭の曳山行事』2017年

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