NANTO Wiki

カクゾメヤク

1月14日のカクゾメヤク(書初め焼き・左義長ともいう)は、子供たち中心の行事で、午後から村内を回って竹やわらを集め、人家から離れた田んぼのなかに青年会の若者衆に手伝ってもらって立てる。青竹を5,6本縛って雪の上に円錐状に立て、中へわらやスベ(わらしべ)、豆殻を詰め、竹の周りにはマイダレといってわら1把ずつに縄を通したものを巻き上げる。夕方一度家へ帰って夕飯をすませてから集まる。竹竿の先に書初めをさして炎の中で焼く。火の付いた破片が高く上がるほど字が上手になると喜ぶ。残り火で餅を焼いて食べると、夏弱りしない、風邪を引かない、中風にならないなどという。

出典

井口村史編纂委員会編『井口村史 上巻・下巻』1995年

SNSでシェアする

この記事に間違いがありましたら、修正フォームよりご連絡ください。

NANTO Wiki 一覧
ページトップ