野尻村
- 福野
- 歴史
旧福野町。村名の由来は、野尻城の古跡があることによる。野尻は川原(新開地)と古村に分かれ、大昔の野尻川跡を開いた岩武新村を挟んでいる。中世の福野地区の大部分は野尻郷であった。この野尻という名称は、旧庄川と小矢部川が合流している地点で、岩武野の末端に位置しているところから生まれたのであろう。両川が合流している地点であることから、地形上自然の要地でもあった。土着の土豪野尻氏は、野尻城を築き本拠地としていた。
出典
・福野町史編纂委員会編『福野町史 通史編』1991年
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