竹田山【西上町の曳山】(たけだやま)
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城端曳山祭にて登場する、西上町の曳山。”恵比寿像”を安置している。原作は享保の初め頃で、安永年間に7代目小原治五右衛門林好が作りかえた。その後、嘉永元年(1848)に9代目・10代目治五右衛門が上壇などを一部増補・改修したほかは、ほとんど手を加えず、城端曳山の原型を保っている。
構造は板車の車輪、四方一文字軒、入母屋造りの屋根、平天井で高さは5.71メートル。神座に見返し(後屏)がないのはこの曳山だけで、簡素で優美な作風がうかがえる。装飾は、水波文様や恵比寿の紋の”蔓柏(つるかしわ)”の意匠が多く使われている。
恵比寿は七福神の一つで、城端曳山の御神像の中では唯一の日本の神様。
出典
・城端曳山祭保存会『城端神明宮祭の曳山行事』2017年
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