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高沼遺跡(たかぬまいせき)

利賀地域にある遺跡。利賀川右岸の標高は海抜540メートルに所在し、庄川合流点から約3.5キロメートルに位置する。現在の高沼集落の高位にあり、山腹の傾斜面地に広がる平坦面に遺跡は存在している。
昭和36年(1961)4月、利賀中学校高沼分校生徒が社会科の歴史学習の時間に探索を行い、畑より土器片を採集。これが発見の契機となった。同年5月、試堀調査を実施し、縄文時代中期末から後期初頭に属する土器を中心とし、玦状(けつじょう)耳飾、打製石斧、磨製石斧、石錐、石鏃、敲石、使用剥片が出土している。遺物はその後、利賀小学校・中学校、および中村伝治が保管している。

出典

利賀村史編纂委員会編『利賀村史1~3』2004年

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