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越中五箇山相倉集落・越中五箇山菅沼集落 国史跡指定50周年・世界遺産登録25周年記念フォーラムが開催されました!

2020/12/24

上平集落行事イベントお知らせ
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五箇山地域の相倉・菅沼両集落の国史跡指定50周年・世界遺産登録25周年を記念するフォーラムが令和2年12月5日(土)、平若者センター春光荘で開催されました。このフォーラムは、大きな節目において、あらためて地域の文化財の大切さを市民みんなで考えることを目的として開催されました。オープニングの獅子舞披露から始まり、記念講演や活動発表、パネルディスカッションが行われ、出演者含む約200名の来場者が地域の大切な文化財の保存継承への思いを新たにしました。

オープニングは、菅沼集落住民が所属する五ヶ山獅子舞保存会と相倉獅子舞保存会による獅子舞の披露でした。両保存会による力強くも美しい演技に多くの来場者が魅了され、地域が守ってきた大切な文化に、惜しみない拍手と歓声が送られました。出演者は「春祭りが中止となったので、練習の段階からかなり気合が入っていた。多くの人に見てもらえて嬉しい。」と話していました。
 

獅子舞の披露

開会では、橘慶一郎衆議院議員、堂故茂参議院議員、文化庁文化財第二課 山下主任文化財調査官、新田八朗富山県知事代理 伍嶋二美男富山県教育委員会教育長が祝辞を述べられました。

 



開会のあいさつ

「五箇山の特異な歩みとその価値」と題して記念講演をした南砺市政策参与の宮口侗廸早稲田大学名誉教授は五箇山地域と加賀藩との関係や明治以降に大きな変化をもたらした電源や水田の開発について解説されました。「五箇山は不思議な場所。国内の秘境と呼ばれるところのなかで、これほど金沢のような都市に近いところはない。その特異性から大きな歴史の転換期に対して、大きく変化して対応してきた歴史がある。良い形での今後の発展に期待しています」と仰っていました。講演ではなつかしの写真も紹介され、史跡指定前から五箇山を知る宮口先生の貴重な講演を来場者が聞き入りました。



宮口政策参与による記念講演

南砺平高校の五箇山ガイド研究会による活動発表では、観光協会の協力を得て作成されたPR動画や、普段の活動紹介や活動に対する思いについて部員全員で発表されました。コロナ禍の現在においても、工夫をしながら今できることを模索する生徒たちの取り組みが紹介されました。

南砺平高校五箇山ガイド研究会 

国指定史跡保存活用計画に関する説明では、令和2年3月に策定された計画について文化・世界遺産課の長岡芳典課長が発表いたしました。今回は、史跡の概要、本質的価値、現状・課題、大綱と基本方針、実施計画について説明しました。令和2年12月ユネスコ無形文化遺産に登録決定された「伝統建築工匠の技:木造建築物を受け継ぐための伝統技術」についても触れ、南砺市としてのこれからの保存活用への取り組みについて紹介しました。





長岡課長による説明

パネルディスカッションでは和歌山大学の永瀬節治准教授がコーディネーターを務め、相倉集落の山﨑博司区長、相田慶一さん、菅沼集落の中島慎一区長、荒井崇浩さん、南砺平高等学校五箇山ガイド研究会の上口駿軽渓部長(南砺平高3年)、文化庁の山下信一郎主任文化財調査官が参加しました。パネルディスカッションは「史跡と暮らす。これまでの50年、これからの50年。」と題し、それぞれの立場でこれまでの歴史や今後への思いを語り合いました。相田さんは「移住当初は夜も眠れないくらい緊張したが、集落の方からかけてもらった何気ない一言がすごくうれしかった」と話し、現在進む移住者募集の計画を紹介。中島区長は「空き家のない菅沼では、集落を出た人がUターンしやすい環境づくりが重要」と話されていました。



パネルディスカッション

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、事前収録映像が披露された両集落の子どもたち20名による「未来への宣言」では、代表の中田颯さん(上平小6年)と相田笑那さん(平中1年)が登壇して集落でかなえたい将来の夢を語りました。

  

未来への宣言

最後は両集落を代表して相倉の山﨑区長があいさつし、「今日を出発点に保存継承へ努力していきます」と締めくくりました。



両集落を代表して山﨑区長よりあいさつ



会場での展示
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