令和元年8月31日（土）井波別院瑞泉寺にて、獅子舞共演会が開催されました。ライトアップされた瑞泉寺本堂前を舞台として、市内の獅子舞団体6団体が迫力ある演技を披露するこの日だけの特別なプログラム。当日は心配されていた天気にも恵まれ、大勢の方にご来場いただきました。

 

共演会の開催に先立ち、6つの出演団体が瑞泉寺までの八日町通りを練り歩きました。趣ある八日町通りの町並みに、井波の踊り屋体5台も勢ぞろいする中、獅子舞たちが笛の音を鳴らしながら瑞泉寺へ向かうという大変風情のある様子を、多くの方々に見守っていただきました。







 

そしてメインイベントの獅子舞共演会。出演者の方が「こんなに沢山の人の前で獅子舞をすることは滅多にないので、笛を吹く手が震えた」と言うほど、会場内は満員御礼！



岩屋青年義勇団（井波）、信末獅子方保存会（城端）、皆葎獅子保存会（上平）、専勝寺獅子方若連中（井波）、大鋸屋昭徳会（城端）、東町獅子方若連中（井波）の6つの団体が、それぞれに特色ある勇壮な演技を披露しました。演技の途中で天狗が来場者と触れ合ったり、アクロバティックな技を決めたり、観衆を大いに楽しませてくれる獅子舞たちに、惜しみない歓声と拍手がおくられました。





 

8月31日は、獅子舞共演会だけでなく、獅子舞体験ワークショップやスタンプラリーも行われました。「ししまいにふれてみよう！」というテーマのもと行われたワークショップでは、獅子舞をしたことのない子どもから大人まで沢山の方々が、初めての獅子舞を思い思いに楽しんでおられました。獅子頭を持ったり、シシトリの衣装を着たり、笛や太鼓の即興の演奏会が始まったりと、笑い声や楽器の音色が常に響きわたる、大盛り上がりの時間となりました。







共演会に訪れた方からは「楽しかった」「素晴らしかった」「今後もぜひ続けてほしい」など、ありがたい声も多く寄せられました。南砺獅子舞実行委員会では、今後も獅子舞共演会を継続的に開催していくために、イベントの反省も踏まえて引き続き検討を行う予定としています。

 

南砺　獅子舞「令和元年夏の陣」の展示プログラムは、井波彫刻総合会館および井波美術館にて９月９日（月）まで引き続き開催中です。皆様のご来場、お待ちしております。

 

※南砺　獅子舞「令和元年夏の陣」の詳細はこちらから。