旧大鋸屋小学校体育館
- 城端
- 国登録
- 建造物
概要
名称 | 旧大鋸屋小学校体育館 きゅうおがやしょうがっこうたいいくかん |
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員数 | 1棟 |
地域 | 城端 |
指定 | 国登録文化財 |
種類 | 有形文化財 建造物 |
種別 | 国・登録有形文化財 |
所在地 | 南砺市大鋸屋125ほか |
指定年月日 | 平成27年11月17日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
昭和4年大鋸屋村立尋常小学校屋内体操場として建築され、昭和41年の城端小学校大鋸屋教場の閉校に伴いその役割を終えた。その後、民間の工場としてしばらく使用されていたが、平成2年城端町(現南砺市)が取得し、大鋸屋地区住民のための軽スポーツ施設として利用されている。
梁間8間(約15m)、桁行15間強(約28m)、木造平家建て(一部2階建て)、桟瓦葺、切妻造り、妻入。背部(北側)中央に間口1間、奥行4尺5寸の付属屋(奉安所(ほうあんしょ)跡)がある。
小屋組はクイーンポストトラスと呼ばれる、大空間を確保する際に用いられる手法がとられている。トラスが木材と鋼材を併用して構成され、また桁行方向もトラスで固められているなど独特な工法がとられている。
県内に残る戦前の木造学校建築として希少な遺構であり、また戦前教育の象徴的存在である奉安所跡を現在に伝える貴重な建物である。