医王山のソロバン玉石
- 福光
- 市指定
- 天然記念物

概要
| 名称 | 医王山のソロバン玉石 いおうぜんのそろばんだまいし |
|---|---|
| 地域 | 福光 |
| 指定 | 市指定文化財 |
| 種類 | 記念物 天然記念物 |
| 所在地 | 南砺市医王山 |
| 指定年月日 | 昭和36年8月30日 |
| 所有者 | 南砺市 |
解説
ソロバン玉石は、白兀山の露頭やその周辺の表土、また医王山東側山麓の崖錘堆積物の中に含まれてい玉髄という鉱物である。形の整ったものは両円錐形のそろばん玉のような形をしているため、ソロバン玉石と呼ばれている。表面には放射状の筋が刻まれており、大きさは2~3㎝ほどだが、ときには10㎝を越えるものが見つかることがある。
成因は、溶岩が冷えて固まる時のガス抜け穴や、凝灰岩や角礫凝灰岩の隙間に石英(二酸化ケイ素)の小さな結晶が網目状に充填してできたものと考えられている。
近年は土地開発などによって露頭も減少し、ソロバン玉石もあまり見ることができなくなりつつある。