アベマキ林
- 福野
- 市指定
- 天然記念物


概要
名称 | アベマキ林 あべまきばやし |
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員数 | 1 |
地域 | 福野 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 天然記念物 |
所在地 | 南砺市安居寺公園一帯 |
指定年月日 | 昭和33年7月24日 |
所有者 | 安居寺 |
解説
安居寺の裏山は安居寺公園として整備されており、遊歩道を歩くと、アベマキをはじめ、タテヤマスギ、アカマツ、アカシデなど様々な樹木が混生している様子が観察できる。
アベマキはブナ科の落葉高木で、ワタクヌギ、コルククスギとも言う。成長と共にコルク層が発達し、樹皮の表面が裂けて厚く隆起するため、縦にえぐられたような割れ目が多く見られる。樹肌を押すと弾力が感じられるものもある。葉は7~15㎝の長楕円形でふちにはギザギザの切れ込みがあり、裏面は細かい毛が密集して白く見える。開花時期は5~6月で、葉の展開と共に雄花の集まりが穂になって垂れ下がり、実が熟成するのは翌年の秋になる。
温暖な山陽地方に多く、富山県でアベマキが群生しているのは珍しいことである。