夫婦滝
- 城端
- 市指定
- 名勝
概要
名称 | 夫婦滝 めおとだき |
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地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 名勝 |
所在地 | 南砺市林道字大滝3・4 |
指定年月日 | 平成2年4月26日 |
所有者 | 都久波祢神社 |
解説
夫婦滝は城端若杉地区、大滝山の急崖に懸る滝口2条、長さ約38メートルの瀑布である。
この2条の水流(向かって右を男滝、左の太い流れを女滝と称し別々の谷から流下)は夜になると一筋に重なり合って流れるとも伝えられ、古来より夫婦滝と称されている。
大滝山は若杉地区の東南にある山で、上部には水源涵養保安林であるブナの原生林が広がっており、瀑布の源泉・打尾川の水源地ともなっている。
古くより保護された(文献では寛永年間より禁伐林)原始林と相まって、幽邃静寂の仙境である。滝近くの「隠れ谷」と呼ばれる谷は、戦国時代末期佐々成政の瑞泉寺攻め、あるいは田屋河原の合戦に敗れた武士達が隠れ忍んだとも伝えられ、2条の瀑布の景観は過ぎし郷土の昔を回想させてくれる、恰好の景勝地として親しまれている。