専徳寺の庭園
- 城端
- 市指定
- 名勝


概要
名称 | 専徳寺の庭園 せんとくじのていえん |
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地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 名勝 |
所在地 | 南砺市金戸107 |
指定年月日 | 平成2年12月17日 |
所有者 | 専徳寺 |
解説
専徳寺庭園の明確な作庭時期及び作庭者は不明とされているが、加賀藩の貞亨2年(1685)年『社寺由緒書上』(専徳寺蔵写)によると「文明年中上見より金戸に移る」とあり、寺院とともに築庭されたといえる。
人間の生活上の信仰や理念を庭園の中に取り入れ、仏の教えを流布しようと浄土の庭として作られたと思われる。
庭園の様式としては、池泉観賞式の書院から眺める自然手法の植栽庭園である。
特徴は、石組みは須弥山様式の竜門の滝、水返石の鯉魚石様式、築山の三尊石組、心字池様式「遠州流」の池、護岸石組によるなだらかな池のなぎさ線、舟石の配置、礼拝石、守護石、鶴島亀島石などである。
植栽は、主景、背景、添景に上木、下木類の植栽、主景「正真木」の伽羅木は樹齢百数十年の古木であり、観賞庭園として歴史と様式を具備している。