西原遺跡
- 城端
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 西原遺跡 にしばらいせき |
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地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市西原・野口・金戸 |
指定年月日 | 昭和49年9月9日 |
所有者 | 金戸・西原地区 |
解説
西原遺跡は、示野・金戸地区一帯に広がる縄文時代中期から後期の集落遺跡である。
立野原陸軍射撃場設置のため立野原地区の住民が西原地区に移住した際に、土器片や石器を発見したことがきっかけとなり、大正14年(1925)に発掘調査が行われ「示野遺跡」と名付けられた。その後、昭和48・49年に、ほ場整備事業に先がけて調査が行われ、11棟の竪穴住居跡が広範囲にわたって発見された。竪穴住居跡は、石組みの炉をもつ4本柱のもので、工事の計画変更によって埋蔵保存されている。また、名称も「示野遺跡」から「西原遺跡」へ改称された。
出土した土器は、縄文時代中期中葉から後期初頭の特徴を持つもので、中でも串田新式土器様式と呼ばれる中期後葉のものが最も多く、遺跡はこの頃に最盛期を迎えている。その他には、磨製石斧・打製石斧・石皿・石匙・石棒等の石器も多く出土している。