大野権兵衛の塚
- 利賀
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 大野権兵衛の塚 おおのごんべえのつか |
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員数 | 1 |
地域 | 利賀 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市利賀村上百瀬字西山123 |
指定年月日 | 昭和45年8月31日 |
所有者 | 中村地区 |
解説
大野権兵衛は、中村の旧家「おや」の先祖で、平家の落武者と伝えられ、麦屋節や五箇山追分節の囃にも唄われてきている。この塚は、その墓と伝えられるもので、中村の中央部西山寄りに、小円墳状を呈して木立におおわれている。現在、塚の頂部に置かれている2基の宝篋印塔残欠は、鎌倉時代末期の様式を伝えているが、ほぼ南北朝の頃の作で、遅くとも室町時代の初期を降らないものと考えられる。塚と宝篋印塔との関係は定かではないが、五箇山の中世資料として、ともに貴重な存在である。