上見城跡
- 城端
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 上見城跡 うわみじょうあと |
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地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市上見 |
指定年月日 | 昭和43年9月2日 |
所有者 | 上見地区 |
解説
上見城については、近世に編まれた加賀藩士富田景周の『三州誌故墟考』に「南北四〇間、東西一七間、西北東は深谷、南は山に接す 天正年間篠村太左衛門拠る」と記されている。また、白川郷帰雲城主内ヶ島氏の家老で荻町城主山下大和守の系譜には、嫡子氏時の妻に「越中川上郷上見城主篠村太左衛門娘」と書込まれている。現在、現地には古井戸と土塁が遺っている。
また、上見の地名の初現は、南北朝時代、興国2年(1341)の南朝の綸旨である。延元3年(1338)、新田義貞が越前金ヶ崎にて挙兵した際、越後の新田党が援軍として赴く途中、越中新川で北朝方の守護井上俊清を打破った。この新田勢に滝口蔵人がおり、上津見を安堵された。