八乙女山頂の古戦場及び大杉
- 井波
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 八乙女山頂の古戦場及び大杉 やおとめさんちょうのこせんじょうおよびおおすぎ |
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員数 | 1 |
地域 | 井波 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市大谷字大平 |
指定年月日 | 昭和41年7月1日 |
所有者 | 七村森林組合 |
解説
井波町の南東に見える高い山が、標高781mの八乙女山である。
ここには今から400年余り前に、瑞泉寺の出城があったと伝えられている。
そのころ、瑞泉寺と砺波の増山城主神保長職とは大変仲が悪く、ことあるごとに争っていた。神保氏は、なんとか瑞泉寺の勢力を滅ぼそうとして、当時大きな力をもっていた越後の武将上杉謙信に助けを頼んだ。そこで、上杉謙信はさっそく栴檀山から湯山、小牧へと兵を進め、八乙女山の瑞泉寺の出城を攻めようとした。しかし、謙信の軍勢は、庄川の増水のため、対岸に渡ることができず、やむなく引き返してしまったといわれる。
その後天正13(1575)年に織田信長の勢力に対抗するため上杉謙信は瑞泉寺と和を結んでいる。