八乙女山鶏塚と風穴
- 井波
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 八乙女山鶏塚と風穴 やおとめやまとりづかとかざあな |
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員数 | 1 |
地域 | 井波 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市大谷字大平 |
指定年月日 | 昭和36年6月14日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
八乙女山の山頂近くを通る林道から、南へ約500m入ったところに、大きな石の間に大人が入れるくらいの穴があいている。これが八乙女山の風穴である。
8世紀のころ、越前の僧であった泰澄大師が、付近の農民たちに、毎年この風穴から大きな風が吹き、農作物に大きな被害を与えるので、風を封じてほしいと頼まれ、山頂近くにほこらを建て、風の神をしずめたと伝えられている。
その後、福光城主石黒氏が、その伝説に疑いをもち、封を切ったところ再び大風が吹き、人々を苦しめた。
また、瑞泉寺を開いた綽如上人も、人々の願いを聞き、お経を納め、風の神をしずめたといわれる。
風穴の近くに、やや円形の2つの塚がある。これを鶏塚と呼んでいる。この塚は元旦の朝、鶏の鳴き声がするということから、鶏塚と呼ばれるようになったと伝えられている。