大学寮勧学院田跡
- 井波
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 大学寮勧学院田跡 だいがくりょうかんがくいんでんあと |
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員数 | 1 |
地域 | 井波 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市高瀬135 |
指定年月日 | 昭和41年7月1日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
国道471号線の勧学院バス停から、南へ約20m入った水田の中に「勧学院塚」と書かれた石碑が立っている。
平安時代の記録である「延喜大学寮式」にそのころの国の役人を育てる大学の学生に与える食費を得るために、越中国砺波郡に大学寮を置いたことが書かれている。
井波に勧学院の地名が残っていることから、このあたり一帯に勧学田があったと考えられている。
また、この付近には、奈良の東大寺の荘園があり、このあたりの水田が、東大寺勧学院の米を生産していた跡だとも言われている。これらのことから、このあたりは古くから開け、中央の朝廷からも重要な地域として扱われていたことがわかる。