人母シモヤマ遺跡
- 福光
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 人母シモヤマ遺跡 ひとぼしもやまいせき |
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地域 | 福光 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市人母 |
指定年月日 | 昭和37年9月21日 |
所有者 | 人母地区 |
解説
この遺跡は、渋江川沿いの人母集落の東北の大地上に立地する旧石器時代及び縄文時代早期・中期・晩期の複合遺跡である。人母から渋江川をはさむ小矢部市の一帯には、埴生上野遺跡・松尾談義所遺跡・杉谷内床の山遺跡など、多くの旧石器時代(約3万~1万2000年前)の遺跡が発見されている。これらの遺跡から、渋江川流域には広範囲にわたって旧石器時代の人々が移住していたものと考えられる。
人母シモヤマ遺跡の遺物には、旧石器時代のナイフ形石器、彫器(一端を鋭く尖らせた彫刻刀のような石器)。掻器(一端にのみ状の刃をつけた石器)などや、富山県内において数少ない縄文時代早期(10,000~8,000年前)の楕円押型文土器など注目すべきものが発見されている。