柴田屋古館跡
- 福野
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 柴田屋古館跡 しばたやふるやかたあと |
---|---|
員数 | 1 |
地域 | 福野 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市柴田屋271 |
指定年月日 | 昭和33年7月24日 |
所有者 | 柴田屋日吉社 |
解説
柴田屋には、戦国時代に柴田丹後守久光が居住していた館があったと伝えられ、日吉社の境内がその館跡とされている。
柴田久光は、椎名肥前守康胤(やすたね)の家臣で、永禄年間(1558~1570)頃に居住し、天正7年(1579)に木舟城の石黒左近蔵人によって攻め滅ぼされた。椎名康胤は魚津の松倉城を本拠とした戦国武将で、越後長尾(上杉)氏に属していた。しかし永禄11年(1568) 武田信玄と結んだため上杉氏に攻められ、小矢部の蓮沼城に移ったが、天正4年(1576)に滅ぼされた。
館は方形の単郭形式で、50間×40間(約90メートル×72メートル)あったと想定されている。日吉社の境内は周辺の水田より高くなっているが、堀や土塁などの明確な遺構は見つかっていない。