井波城址
- 井波
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 井波城址 いなみじょうし |
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員数 | 1 |
地域 | 井波 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市松島東島188 |
指定年月日 | 昭和30年7月 |
所有者 | 南砺市 |
解説
瑞泉寺の東側に、周囲を土塁で囲まれた井波城址がある。
ここはもともと瑞泉寺が建っていた場所で、一向一揆の拠点ともなっていた。当時の瑞泉寺は、福光城主石黒氏と戦って勝利したのを機に勢力を拡大させた時期で、勝興寺とともに砺波地方を支配していた。
しかし、天正9(1581)年、越中の守護代佐々成政に攻められて、町屋とともに焼かれてしまった。井波城は、成政の武将前野小兵衛の手に移り、城として整備されたが、天正13年(1585)に前田利家によって攻められ、廃城となってしまった。
城の規模は東西250メートル、南北230メートルで、現在も土塁や堀など城としての遺構がよく残っているので指定された。
今は、井波八幡宮や井波招魂社が建ち、また、古城公園として、市民に親しまれている。