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下梨の節供行事

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概要

名称下梨の節供行事
しもなしのせっくぎょうじ
地域
指定市指定文化財
種類民俗文化財
無形民俗文化財
所在地南砺市下梨
指定年月日平成元年6月10日
所有者下梨地主神社氏子

解説

下梨には、毎年4月3日午前0時を期して、地主神社へ「せっくの餅」を供える風習がある。起源はわからないが400年以前から続けられているという。節句は3月3日だが、陰暦を使い、1か月遅れの行事となっている。
この行事は、ヨモギと洗い米の粉とまぜてついた緑色の大鏡餅を3枚重ね、氏神に供えた後、村内の者が分けあって食べるものである。この行事の特色は、一連の作業すべて男の手で行うことであり、当日は家族の女衆は他の家へ控えている。餅つきは1軒の家で行われる。
家々へ配る伸餅はひし形に切る。これは、現代のひな祭りに似ている。このほか、神への供物は生物であるが、蒸してついて供えること、神主ではなく氏子自らの手で神前の行事を行うことなど、特色ある習俗が残っており、昔ながらに伝承される民俗行事である。

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