阿別当の石仏
- 利賀
- 市指定
- 有形民俗文化財


概要
名称 | 阿別当の石仏 あべっとうのいしぼとけ |
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員数 | 1 |
地域 | 利賀 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 民俗文化財 有形民俗文化財 |
所在地 | 南砺市利賀村阿別当西山5 |
指定年月日 | 昭和45年8月31日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
阿別当上流の利賀川左岸、県道から150メートル余り上がった急斜面の山腹に、直立している巨岩が、阿別当の石仏である。この辺りは、かつて、冬になると雪崩の犠牲者が絶えない難所で、何とかこの災難から免れたいというのが村人の念願だった。ところがある年のこと、はるか上流の奥大勘場の立石谷にあったこの巨岩が、一夜、忽然と阿別当に移っていて、それから後は悲惨な遭難者をみることがなくなった。以来、この巨岩は石仏様と仰がれ、いまに尊ばれてきている。五箇山では、平村にも天柱石があるが、ともに古い石神信仰を伝える代表的な民俗資料で、貴重な意義を担っている。