田向区有古文書
- 平
- 市指定
- 古文書
概要
名称 | 田向区有古文書 たむかいくゆうこもんじょ |
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地域 | 平 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 古文書 |
所在地 | 南砺市田向 |
指定年月日 | 平成13年12月18日 |
所有者 | 田向区長 |
解説
田向区有文書は、藩政時代の田向村肝煎役宅に残された古文書で、現在は区長管理のもとで保存されている。
古くは寛文年間(1661~1672)から、藩末の下達と上申文書やそれらの控えがある。また、村内の算用事項や家別の構成が記録されている。
この区有文書の特色として、人形山地内の境界紛争の記録が多いことや、流刑資料が残ることがあげられる。
明治期の記録も多数残されており、明治維新による土地制度、地租改正に取り組んだ野帳も完全に残されている。
これらの古文書からは、藩政期における村々の権益の厳しさ、土地に対する山村の実態、加賀藩流刑史などがうかがえ、また封建時代の社会制度と田向村の農民の生活を知ることができる。