南大豆谷村土地文書
- 利賀
- 市指定
- 古文書
概要
名称 | 南大豆谷村土地文書 みなみおおまめだにとちもんじょ |
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地域 | 利賀 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 古文書 |
所在地 | 南砺市利賀村大豆谷 |
指定年月日 | 昭和61年11月1日 |
所有者 | 大豆谷地区 |
解説
主として文政元年(1818)の碁盤割史料と、明治の地券関係史料から成る。
碁盤割は加賀藩政下の制度で、田地割ともいい、各百姓の土地を、くじ引きなどによって割り替える仕組みである。長年同じ土地を耕作していると、災害や土地の肥痩の変動によって年貢高と耕作面積との間に不均衡が生まれたり、境界が紛らわしくなるなどの弊害が出たため、およそ20年ごとに実施された。
地券制度への移行にあたっては、各村で最後に実施された碁盤割で割り付けられた土地が、個人の永久的所有地とされた。
南大豆谷村土地文書は碁盤割史料と地券関係史料が、ほぼ完全に保存され、藩政下の土地制度のみならず、明治の地券制度への移行の経緯をも解明し得る貴重な史料である。