城端町絵図
- 城端
- 市指定
- 古文書
概要
名称 | 城端町絵図 じょうはなまちえず |
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員数 | 1幅 |
地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 古文書 |
所在地 | 南砺市城端図書館 |
指定年月日 | 昭和49年4月9日(平成18年11月28日に種別・名称変更) |
所有者 | 南砺市 |
解説
城端は浄土真宗善徳寺を中心として開かれ、市場町・門前町・絹織物産地として発展した。東に池川、西に山田川が北流する段丘上に形成され、北方に砺波平野が広がり、南方には高清水山系の山々がそびえ、峠越えに五箇山の村々へ通じる。城端地域は、中世の直海郷・山田郷にまたがっており、直海郷には鷹司家の庄園、山田郷には京都仁和寺の子院菩提院の寺領があった。
絵図は享保11年(1726)4月に描かれたもので、当時の城端市街地発展の状況がよくうかがわれ、善徳寺門前の上町が最も古く、次いで下町が成長し、さらにその周辺に多くの町が誕生していった。善徳寺の境内や山麓を絵画的に描き、住民の屋敷を緑、田畑を黄色で表現している。また現在は全く消滅してしまった善徳寺西側地区や、池川東岸地帯の風情もよく描写されており、郷土資料として稀少な最古の城端町絵図である。