西村太冲著 符天暦(2)・実符暦(3)その他蔵書
- 城端
- 市指定
- 典籍
概要
名称 | 西村太冲著 符天暦(2)・実符暦(3)その他蔵書 にしむらたちゅうちょ ふてんれき・じっぷれき そのたぞうしょ |
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員数 | 27冊 |
地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 典籍 |
所在地 | 南砺市城端図書館 |
指定年月日 | 昭和43年9月2日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
西村太冲(篤行)は明和4年(1767)生まれ、父は城端宗林寺町蓑谷屋長兵衛。天明3年(1783)京に上って医術を学ぶかたわら、西村遠里に天文暦数を習い頭角を顕した。同7年(1787)に遠里が没し、太冲は推されて西村氏を継いだ。
翌年太冲は大坂で麻田剛立の門に入り、寛政11(1799)年には加賀藩に召され明倫堂の天文の師範となった。しかし、1年余で辞職して城端に帰り、医者をするかたわら『符天暦』などを編んだ。文政4年(1821)再び加賀藩に召され、医者並びに天文学者として一五人扶持を与えられた。天保元年(1830)年、『金沢分間絵図』を完成した。同6年5月、69歳で没した。
昭和元年(1926)、特旨を以って正五位を追贈された。