新築芭蕉翁之塚文
- 井波
- 市指定
- 書跡


概要
名称 | 新築芭蕉翁之塚文 しんちくばしょうおきなのつかふみ |
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員数 | 2 |
地域 | 井波 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 書跡 |
所在地 | 南砺市井波図書館 |
指定年月日 | 昭和32年7月 |
所有者 | 南砺市 |
解説
この塚文は、松尾芭蕉が亡くなって7年目の元禄13(1700)年、瑞泉寺の浪化上人が、京都からの帰り、今の滋賀県大津市にある義仲寺を訪れ、そこにある芭蕉の墓に詣り、墓のまわりの小石を3個持ち帰って、井波の浄蓮寺の境内に塚を建てたことを書いたものである。
「浄蓮寺の境内は、静かで気持ちよく、芭蕉の心を宿すのに良い所だと思い、塚をつくった」と書かれている。翁とは、芭蕉のことで、大先生として尊敬したことばである。
その後、元禄16(1703)年の冬には、芭蕉の親戚の人から、芭蕉が生きていたときの黒い髪の毛を送られ、その毛髪を翁塚に埋めたこともつけ加えて書いてある。