阿弥陀如来立像・十一面観世音菩薩坐像
- 城端
- 市指定
- 工芸品
概要
名称 | 阿弥陀如来立像・十一面観世音菩薩坐像 あみだにょらいりゅうぞう・じゅういちめんかんぜおんぼさつざぞう |
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員数 | 2躯 |
地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 工芸品 |
所在地 | 南砺市細野丸塚215 |
指定年月日 | 昭和61年4月5日 |
所有者 | 細野地区 |
解説
この阿弥陀如来立像と十一面観世音菩薩坐像はいずれも円形銅板に取り付けられた懸仏の本尊である。円板はすでに失われているが、南北朝時代の作である。
懸仏は御正体ともいい、そのルーツは神の憑り代である神鏡である。奈良時代に始まる神仏習合の風潮の中で、本地垂迹説が生まれ、鏡面に本地の仏像があらわれると考えられた。そのため初めは神鏡の鏡面に仏像を線刻したが、やがて半肉彫りの像となり、中世以降は丸彫りの像を取り付けるなどして大形化し懸吊用の鐶を付けるようになった。