瓶子
- 城端
- 市指定
- 工芸品
概要
名称 | 瓶子 へいし |
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員数 | 1対 |
地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 工芸品 |
所在地 | 南砺市城端1668 |
指定年月日 | 昭和58年5月10日 |
所有者 | 城端神明宮 |
解説
天正2年(1574)に、直海郷伊勢領(砺波郡北野村地内)に鎮座の「大神宮」を現在の地にご遷宮した折に数多くの奉納品が社蔵された。『御神像絵図三巻』、『大神宮額』、『木彫獅子』などとともに『瓶子』も奉納された。瓶子とは供えの御神酒(白酒)を入れるための神饌具である。献納者やその他の詳細については明らかではないが、瓶子の形や塗、大きさからみて鎌倉時代に制作されたものと推定される。室町時代のものは肩部が丸みをおびているのに対して、鎌倉時代のものは上部及び肩部は、角張っているのが特徴である。もとは朱塗りであったのが、その後黒漆を塗り、片方の蓋は新調されたものである。