善徳寺唐金燈籠
- 城端
- 市指定
- 工芸品
概要
名称 | 善徳寺唐金燈籠 ぜんとくじからがねとうろう |
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員数 | 1対 |
地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 工芸品 |
所在地 | 南砺市城端405 |
指定年月日 | 昭和41年5月4日 |
所有者 | 善徳寺 |
解説
本堂前にある一対の唐金燈籠は、共に高岡の鋳物師金森小左ェ門の作で、細工人は高岡の鋳物師金森小右ェ門、山本佐助である。本堂に面して右側の燈籠は天保15年(1844)に、左側は6年遅れて嘉永2年(1849)、加賀藩主前田斉泰の10男亮麿が16代住職として入寺した年に鋳造された。
金森小左ェ門は天保年間から弘化年間にかけて活躍した鋳物師で、燈籠の図案は城端を代表する漆工小原治五右衛門の作である。この2人の名工のもとに作られた唐金燈籠は、均斉のとれた壮美な美術工芸品として高く評価されており、高岡鋳物を代表する作品となっている。
この2基の燈籠は、本堂と山門の間にある変形した境内にあって、絶妙な位置に配置されており、周囲の景観を一層引き締めている。
寄進人は、近郷の山田組、太美組、そして五ヶ山組の女講連中である。