細島熊野社の旧御神体
- 利賀
- 市指定
- 彫刻
概要
名称 | 細島熊野社の旧御神体 ほそじまくまのしゃのきゅうごしんたい |
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員数 | 2 |
地域 | 利賀 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 彫刻 |
所在地 | 南砺市利賀村細島235 |
指定年月日 | 平成4年8月1日 |
所有者 | 細島地区 |
解説
木像と石冠の2点がある。石冠は、畑などから偶然出土したものを、神の憑代(よりしろ)として祀ったと推察される。木像の背面には薬研彫で「慶安5年(1652)9月吉日 源太郎献佛」の銘がある。源太郎は、細嶋の屋号「いえ」家の先祖で、当時下梨村市助とともに五箇山の十村も勤めていた有力者である。
古老によると、木像は十村が自らの手で彫り上げたもので、これを従来までの石冠に代えて御神体にしたという。このように神体が他のものに推移し、しかもその年代が具体的にわかる例は極めて少ない。