木造阿弥陀如来立像
- 平
- 市指定
- 彫刻
概要
名称 | 木造阿弥陀如来立像 もくぞうあみだにょらいりつぞう |
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員数 | 1躯 |
地域 | 平 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 彫刻 |
所在地 | 南砺市下梨2495-1 |
指定年月日 | 平成元年6月10日 |
所有者 | 瑞願寺 |
解説
この像は、もとは井波瑞泉寺の本堂に安置されていたが、天正9年(1581)、同寺が佐々成政勢に焼き討ちされたおり、下梨村瑞願寺に避難させたのが、そのまま残ったと伝える。
後になって6間の御堂に似合わない大型だから、小型と取り替えようとの瑞泉寺の申し出を断ったといわれる。
材質はカツラで、寄木造、深く彫刻を施し、白毫・玉眼には水晶を用いる。現在は金箔がわずかに認められる程度だが、もとは金色に輝いていた。
繊細な衣紋の構成などから室町初期の作と見られ、美術的価値も高く、古い歴史と信仰をその背後に潜めている。
高さ 75.5センチ 重量 2.5キロ